間取りはもちろんのこと、窓の大きさやドアの形までこだわりをたっぷり詰めこめる注文住宅は選ぶ・選択する楽しみがある一方で、選択肢が多すぎて「どれが正解かわからない!」となってしまう方も多いもの。 今回は、ママもにっこり、掃除しやすい家づくりのコツを-Um House-マル祐戸田建築の戸田が、アドバイスいたします! 相談するのは、2人の子供と夫と暮らすマイホームを検討しているT子さん。どうやらドアの形に悩んでいる様子です。 T子さん :掃除機のかけやすさを考えると、ドアと引き戸なら引き戸の方がいいな〜と思っているのですが、それって正しいですか? 戸田 :開けっ放しにすることが多い場所なら、ドアよりも引き戸の方が開放感もありますし、部屋から部屋への移動も楽チン。家事のしやすさを優先するなら引き戸にするという考えは間違っていません。 ただ設計上、耐震性能を高めようとすると全ての扉を引き戸にするにはコストも土地の広さも必要になってきますね。場所に合わせてドアと引き戸を上手に使い分けるのが一番いいのではないでしょうか? T子さん :具体的にはどうしたらいいのでしょうか? 戸田 :そうですね、LDKの開放感を確保したいならリビングとリビング続きの和室は引き戸に。玄関からリビングに入る扉はドアにするといいのでは? 料理する、配膳する、洗濯する、干すなど家事で移動が多い場所は、家事動線をスムーズにするために引き戸にするのがオススメです。自然と掃除もしやすい家になりますよ。 T子さん :なるほど!全部を引き戸にするのではなく、ポイントを抑えるようにすればいいんですね!